サビの洗車方法と家庭で使える道具の選び方
使用環境によってハーレーの車体がひどく汚れてしまうことも少なくありません。
荒野を疾走するハーレーの武骨なイメージに合わせて、あえて汚れたままにする楽しみ方もありますが、泥や排気ガスの粒子が混在した汚れは愛車にサビや変色などの不具合をもたらします。サビは部品の劣化を引き起こすので、愛車に長く乗り続けるためには定期的な洗車が不可欠です。
しかし、バイクは動力部分が剥き出しになっているため、乗用車のように高圧の水を噴霧して洗うことが出来ません。水洗いをする際には力任せに流すのではなく、緩やかな流水で丁寧に汚れを浮き上がらせるのがボディを傷つけないための工夫です。

ハーレーを洗車する際はキーシリンダーやマフラーなどに防水テープでマスキングを施し、水濡れを防ぐことを心がけます。特定の部品にサビが生じると走行に悪影響が及ぶので、濡らしたくない部品には必ずマスキングを施すのが愛車を長持ちさせるためのポイントです。
洗車用の道具は市販のブラシやスポンジがそのまま使えますが、製品によってはハーレーのボディに傷をつけてしまう物もあります。こびり付いて固くなった汚れは流水で柔らかくしてからブラシなどの道具で軽く擦り、柔らかい布で拭き取るのが傷を付けずに汚れを除去する手順です。バイク用の洗車道具であればボデイに傷が付く心配はありませんが、家庭用の柔らかい布でも代用は可能です。
洗車用の洗剤はカー用品店で購入が出来るので扱いやすい一方、ボディに成分が残っていると変色やベタつきの原因になるので十分にすすぎを行うことを心がけます。