ハーレー乗りに必須のトンネルの出口で発生する横風にあおられないためのコツを知ろう

ハーレーは大型2輪に入るため、遠方への移動で便利な高速道路に入ることができます。高速道路を走行する際に、一般道路で走るのとは違う注意点がいくつかあるので事前に覚えておく必要があります。その注意点の中でも、特に要注意ポイントに挙げられるのがトンネルです。トンネル自体は一般道路でも存在する通路ですが、高速道路内を走行する場合は格段にリスクレベルが跳ね上がります。

トンネルで発生する風の強さ

そのトンネルを走行する際のリスクレベルが跳ね上がる要因としては、トンネルに入る時ではなく出口から出てくるときに発生する横風です。トンネルの出口で横風が強い理由としては、基本的にトンネルを設置する場所は山に穴を開けて作るもしくは海岸線の道路に沿って建設します。海岸線は遮るものがないため強い海風が発生し、山の場合には山頂付近から風が吹き降ろすことによって強い風の影響を受ける場所になります。

さらにトンネル内部は気密性が高く、外から大量の空気が入り込むため前方から強い風が生み出されます。一般道路のトンネルであっても強い影響を受けますが、時速60キロ以上で走行をする高速道路では前方からの風の影響はさらに強さを増します。ただトンネル内部では前方からの強い風だけを考慮して走行すればよいですが、出口付近になると海もしくは山から強い横風の影響もうけます。どんなに経験値の高いライダーであっても、トンネルで発生する風の強さによっては走行を妨害され転倒するリスクが高いです。

横風の対処法としては、まずトンネルの出口に差し掛かったら後方に気を付けつつ速度を落とすことです。風の影響は走行時のスピードに影響されるため、出口付近で速度を落とすことによって影響を低下させます。そしてハンドルをしっかり持ち、ニーグリップで下半身とバイクを一体化させる姿勢をとって重心を安定させることです。前方と横から強い風を受けても、ハンドルと重心をしっかり保てば耐えることができます。